小さなお子さんを持っている方、特に初めてのお子さんをお持ちの方は、いつ自分の子どもがしゃべるのだろうか?と気になったりしたことがあるのではないでしょうか。
私の経験でもありましたが、初めての子の時には同じ月齢の子がどんどんしゃべり出しているのを見て自分の子は一体いつしゃべるのかしら?と気をもんだことがありました^^;
そんな心配をよそに2歳を過ぎた頃には言葉がどんどん出るようになってひと安心したものです。
そんな経験もあって下の子の時にはあまり気にしていなかったのですが、これが1歳も過ぎるとどんどん言葉が出る子だったんですね。
兄弟姉妹でもこんなに差があるものなのだな、とびっくりしたことがありました。
そんな子どもの言葉の発達についてですが、赤ちゃんは生まれ持って言語本能が仕組まれているのだそうです。
練習して言葉を覚えるのはそうなのですが、それよりも前にもともと言葉を習得するための非常に強い本能があり、その本能に基づいて練習しているのだそうです。
その練習のひとつにおっぱいを吸うことがあるようです。
数多くいる哺乳動物の中で人間の赤ちゃんは特異な吸い方をするんですね。
吸ったら休む、という繰り返しです。
赤ちゃんが吸うのを休むとお母さんは「よしよし」と揺すります。
そして赤ちゃんはまた自分からおっぱいを吸い始めます。
生後2週の赤ちゃんと6週の赤ちゃんとではこの繰り返しの時間は変わってきます。
6週の赤ちゃんは一度に乳首を吸う時間が半減し、短いサイクルで数多く反復するようになります。
成長するにしたがって両者の働きかけのタイミングがより精妙になってくるのです。
これはコミュニケーションの原始的な形なのです。
赤ちゃんは相手が何かしている時は待ち、相手が終わったら自分が始めるということを学習するのです。
「あ~、う~」と喃語をしゃべる赤ちゃんに母親は「○○ちゃん」と呼びかけます。
こうした繰り返しで赤ちゃんは自分の語りかけに応答していることを理解します。
よく若いお母さんたちが「0歳の赤ちゃんにどう相手をしてあげたらいいのかわからない」と言ったりしていますが、私も同じようなことを思ったことがあります。
言葉もわからないのに話しかけてもわかるのかな?なんて思ったりしました。
ですが、気にせず赤ちゃんには話しかけたり、絵本を読んでやったり、歌を歌ってあげましょう。
こういうコミュニケーションを重ねることによって、赤ちゃんはお母さんの言葉を記憶にとどめていくのです。
そしてある程度蓄積されたら、ある日自分からそれをしゃべり出すのです。