赤ちゃんが声を出して笑う姿ってこの上もなくかわいらしいものですよね。
ところで、赤ちゃんが声を出して笑うのはいつからだか知っていますか?
お子さんがいる方はいったいいつ頃だったか覚えていますか?
私は知らなかったのですが、赤ちゃんは生後3ヶ月以前は声を出して笑うことができないのだそうです。
それは発生器官の構造のせいだそうで、3ヶ月以前ではチンパンジーなどのサルとほぼ同じ構造なのだそうです。
3ヶ月未満の赤ちゃんの喉は軟口蓋と咽頭蓋が接し、咽頭壁とともに空気の通り道を形成し、鼻から咽頭に入り、気管を経て肺に至る気道が常に確保されています。
この段階では「あー」「くー」といった発声をしていますが、これは鼻から抜ける「音」でしかないのです。
ところが、赤ちゃんも3ヶ月を過ぎると喉のあたりの骨格がぐんぐん発達して、しっかりした声を発することができるようになります。
そしてこの笑い声はやがて言葉を話す素地となるのです。