ベビーサインはカリフォルニア発といいましたが、ベビーサインを提案したのはカリフォルニア大学デービス校のリンダ・アレクドロ教授とカリフォルニア州立大学スタニスラウス校のスーザン・グッドウィン教授です。
そもそものきっかけはアレクドロ教授の長女のケイトとのやりとりからでした。
ケイトが1歳になった頃に庭のバラを指さしてにおいをかぐまねをしては教授を見つめていたのです。
ケイトは何かを訴えようとしていたのですね。
普段から花を一緒に見ては「きれいな花ね」など話しかけていたせいか、ケイトも「花」ということを伝えたかったのです。
ケイトは他にも「魚」「クモ」などを伝えてくるようになりました。
「言葉は話せないけど彼女も話をしたかった。だからこんなサインを使って伝えようとしたんです」とアレクドロ教授は話します。
他の赤ちゃんも自分の意志を伝えようとしているのではないかという思いから本格的に研究を始めたということです。
国の助成を受けて140組の親子を対象に研究も行いました。
興味深かったのは、ベビーサインを使うグループと使わないグループに分け言語能力や知能の発達を調べた結果です。
結果、ベビーサインを使った子どもは使わなかった子どもに比べて、約6年後の8歳時点でも知能指数が平均12ポイントも上回ったというのです。
それだけ聞いてもなんだかすごい!と思ってしまいますが、なによりも良かった点は親子の関係が深くなったことだったそうです。
子どもからしてみれば自分の気持ちをわかってくれないというのは欲求不満でありストレスなんですね。
それがベビーサインでは解消できるのです。
赤ちゃん時代を終えてもその関係の深さは持続するのですね。
それってすばらしいことですよね。
だから私もベビーサインを取り入れてみればよかったと思うのです。
特に第1子である上の子の時には子どもがどうしてほしいのかがわからずに困ったこともありましたから、そんな時にベビーサインはきっと役に立ったのでしょうね。
だから今赤ちゃんのいる人には伝えたいのです^^